むう社長の書評したからちょいみてくれへん?

ブログ名通りの書評ブログ。主にビジネス書や自己啓発書を中心に皆さんの為になる本を紹介します。

【書評】1分で人を動かす!『1分で話せ』伊藤羊一

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プレゼンの場などで説明する時、あたふたしてしまう

上司などに提案をするものののうまく伝わらず却下されてしまった

こんな経験ありませんか?

いつもそんな時、「もっと自分に伝える力があれば、うまくいっていたのに」と後悔した経験があると思います

そんな辛い思いとはもうおさらば!

って、ことで今回書評した本がこちら!

「1分で話せ」

めちゃくちゃ、命令口調のタイトルでいかついですよね

こんな方におすすめ

  • 伝える力を向上させたい方(プレゼンや提案する場面など)
  • 話が上手くなりたい方
  • 営業職の方

目次

『1分で話せ』について

著者:伊藤 羊一(いとう よういち)

出版社:SBクリエイティブ

出版年月日:2018年3月20日

本体価格:1540円(税込み)

著者自身は初めから決して伝えるのが得意であったわけではなく、むしろ苦手だったようです

そんな著者がなんと、ソフトバンク創業者である孫正義さんにプレゼンをし、絶賛を受けたんです

プレゼンが苦手だった人が、日本のトップ企業の社長から評価を得ただとー!

そんな経験を持つ著者がまとめた、納得の内容となっているのが本書になります

めちゃくちゃためになりますよ!

ピラミッドストラクチャーとはなんぞや!?

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話には結論と根拠がありますよね

その結論を一番上に、複数の根拠を下に並べた三角形のような形(ピラミッド)をしている理論こそがまさにピラミッドストラクチャーです

図で表すとこんな感じです〜

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この図のように結論、根拠が組み込まれた話であれば、説得力の増したすばらしい伝え方ができるようになります

この理論が本書では基本になります!

キーワードは「ピラミッドでロジカルにストーリーを考えよう」です

ピラミッドストラクチャーの作り方

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結論を導き出す

あらゆる本でも、話すときはまずは「結論」からと書かれていますよね

本書でもそれは同じです

ですが、多くの人は結論を勘違いをしています

まず前提として考えることで結論は導き出されます

そして、「考える」とは、「自分の中にあるデータや自分の外にあるデータを加工しながら、結論を導き出すこと」です

結論を出すには、「自分に問うこと」が良い方法です

根拠を並べ、その根拠に対し問い、出てきた答えに対して「それは本当に合っているのか?」と言った感じで再び問うてみましょう

3つの根拠を述べる

結論は根拠なしでは語れませんよね

結論と根拠をセットでしっかり述べることが「1分で話せ」の基本形になります

この基本形の通りに、例えば「私はAの案が良いと思います。理由は3つあります。1つ目は〜、2つ目は〜、3つ目は〜です」といった感じに話せばうまく伝わりやすくなります

1つの根拠だけでは、理由としての説得力に欠け、3つを目安とすることで人間はイメージしやすくなるらしいです

ピラミッドをロジカルに作る

ただ結論と根拠があれば良いというわけではありません

そこにプラスでロジカル(結論と根拠の意味がつながっている)が必要になります

自分の結論と根拠を伝える時は、聞いている人が、意味がつながっているとすぐにわかるようにすることが大切です

例えば、「私はこの漫画が好きだ。理由は①主人公がカッコいい②ストーリーが面白い③絵が好み」といった感じです

しっかりと結論と根拠につながりがありますよね

みなさんも、この「ロジカル」意識しましょう!

具体例をあげる

結論、根拠+ロジカルを使ってもうまく伝わらない時に助けてくれるのが具体例です

「たとえば」といって具体例を示すことで、よりいっそう聞き手はイメージが湧き、理解しやすくなります

最終奥義ってやつです!

結論→根拠→具体例といった3段構成のピラミッドを作ることでより説得力のある話に仕上げることができます

伝えるときのコツ・注意点

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ここからは伝えるときのコツや注意点について説明していきます

スッキリ・カンタンにしよう

伝える内容がスッキリ・カンタンでなければ、聞き手は内容が理解できず、迷子になってしまいます

スッキリとは、「使う文字・言葉を少なくして、文章をややこしくしない」=「短く、言い切る」ということです

これは、言葉だけでなく、プレゼンなどの場面で使用するスライドでも大切です

言葉、文章はスッキリしているだけでは不十分であり、わかりやすい内容でなければいけません

そこで大切なのが、「カンタンにする」です

カンタンとは、極端に言うと「中学生でも理解できる言葉使いをしよう」ということです

例えば、

「全員が同じベクトルに向かって」

       ↓

「全員が同じ方向性に向かって」

といった感じです

聞き手のことを考え、スッキリ・カンタンにを徹底していきましょう

そうすれば、きっとあなたの話は理解され、受け入れられるでしょう

イメージを与え、感情を揺さぶる

プレゼンなどの場でロジカルな文章で説明し、高評価を得た、後もう一押しだ、そんな場面で必要になるのが、「イメージ」です

例えば、あなたがお客さんに車を売るとしましょう

ロジカルな文章で車の説明をし、認識してもらいます

そして、お客さんは「この車なら大人数でも移動できるな」「席も広くて乗り心地が良さそう」といったように、お客さん自身が自らをあてはめ、考えるようになります

これがイメージが生まれている状態です

そんなイメージを聞き手に生み出してもらうには、

  • 聞き手にイメージを与える
  • 聞き手にイメージにはいってきてもらう

の2つの方法があります

聞き手にイメージを与える

イメージを与えるには「ビジュアルを見せる」がとっておきの方法です

言葉だけでなく、どんどん画像や動画などを使ってより想像してもらいましょう

ビジュアルで説明できないものであれば、上記で述べた「具体例」を使っていくのも一つの手です

聞き手にイメージに入ってきてもらう

イメージを与えた次はこのイメージに入ってきてもらう必要があります

ここで聞き手に有効なフレーズがあります

それが「想像してみてください」です

想像してみてくださいって言われて嫌ですとはなりませんよね笑

この一言をそっと言うだけで聞き手は勝手に想像してくれちゃいます

魔法の言葉ですね!

「超一言」で表す

まず「超一言」とは、プレゼンなどの場で自分が発表する内容の中で1番伝えたいことを表現するキーワードです

どれだけ自分が聞き手のことを思って話を伝えたとしても、聞き手は忘れてしまいます

ですが、この「超一言」に自分の伝えたいことを凝縮することで、まるで話全体を覚えていたかのように思い出すことができます

ガリガリ君が良い例です。

ガリガリ君と聞くとみなさん、当たり前のようにかじった時のガリガリとした食感が特徴のアイスと瞬時に思い出しますよね

それと同じで一つのキーワードだけで全体が思い出されるんです

「超一言」の威力半端ないです!

相手の立場に立って話そう

自分の伝えたい思いしか持たずに話してしまうと、聞き手の気持ちが理解できずにうまく伝わらなくなってしまいます

そこで、「相手の立場に立って話すこと」が必要になります

聞き手の気持ちになり、聞き手の視点で自分が伝えている姿を想像する

そうして、聞き手がどんな気持ちで聞いて、どう感じ、どう話されるといい気持ちになるかなどを考えるようにします

これを徹底することで、プレゼンの説得力が上がり、伝わりやすくなります

みなさん、相手の気持ちになりましょう!

『1分で話せ』のまとめ

いかがでしたでしょうか?

240pと比較的少なく、また読みやすい文章や図が用いられているため、僕は2日で読み終わっちゃいました

本ブログでは主に基本編しか書評できませんでしたが、プレゼンなどの実践編もあり、自分に合った場面でどのように話すべきかわかります

なので、ぜひ実際に手に取ってみてください!

みなさん、1分で話そう〜

さいなら〜

 

 

【書評】たった1枚の紙で思考力を磨く!『0ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』赤羽雄二

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普段の生活で仕事や人間関係など悩みは尽きないものですよね

そんなとき、必死に頭で何度も何度も考え、時間はかけてみるものの大した答えはでてこない

このパターンが多いのではないでしょうか?

日常を振り返ってみると悩みにかけてる時間って意外に多く、悩みを短時間で解消できれば、その分を別の時間にあてることもできますし、かなり効率的な生活が送れますよね

現在、僕自身も卒業論文について色々考えているのですが、毎日考えてはいるものの大して進まず、「あー、今日もあんまり進展がなかったなー、どうにかして進めたいなー」と日々思いながら取り組んでいます

今回はそんな「思考」の質とスピードの両方をたった一枚の紙のみで驚くほど早くさせる方法が書かれている本を紹介しちゃいます!

それがこちら!

「0ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」

こんな方におすすめ!

  • 思考力を鍛えたい方
  • 職場で活躍したい方
  • 優柔不断な方
  • 時短な生活を送りたい方

目次

『0ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』について

著者:赤羽 雄二(あかば ゆうじ)

出版社:ダイヤモンド社

出版年月日:2013年12月19日

ページ数:214p

本体価格:1540円(税込み)

本書は、累計30万部を突破するほどのロングセラーっぷりを発揮しているめちゃくちゃ役に立つ本です

著者はマッキンゼーで働いていた14年間で思考を整理する必要に迫られ、独自のメソッドである「ゼロ秒思考」を編み出しました

本書では、たったA4一枚のメモ書きで最も基本的な「考える力」を鍛える方法が書かれています

「ゼロ秒思考」ってなに?

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ゼロ秒思考とは、ズバリ「心の整理をし、考えをまとめ、深める方法」です!

これを取り入れることで瞬時に現状を理解し、瞬時に課題を整理、瞬時に解決策を考え、瞬時にどうすべきか決めることができます

すべてが瞬時の世界に生まれ変わります笑

そんなスーパー思考法である「ゼロ秒思考」は、「メモ書き」で鍛えることができます

「メモ書き」の方法

「メモ書き」の具体的な方法は次の通りです

  1. 頭に浮かんだことは何でも書く
  2. A4用紙の裏側に1件に対して、1ページ1分で瞬間的に書く
  3. 毎日10ページ書く 

この鉄則を守り、取り組んでいけば、あなたの思考力が飛躍的に向上します!

1.頭に浮かんだことは何でも書く

思いついたこと、気になったこと、疑問点、許せないことなどなーんでも書いちゃっていいんです

また、人に見せなくていいんで、嫌いな人の名前もそのままに書いちゃって大丈夫らしいです笑

思ったままをストレートに書くことで気持ちがすっきりし、心の整理整頓ができます

2.A4用紙の裏側に1件に対して、1ページ1分で瞬間的に書く

Wordでもない、ノートでもない、日記でもない、このA4用紙の方が遠慮なく書き殴りやすく、素早く心の整理ができ、時短になります

3.毎日10ページ書く

なぜ10ページなのか、それは筆者いわく、10ページ書けば、その日に思いついたことは十分にカバーできるかららしいです

1ページ1分しかかけないため、10ページ書くのに毎日たった10分しかかかりません

10分を毎日するなんて、楽勝だと思いますよね

ですが、実際やってみると続かないもんなんです

3週間ほど続ければ、成長を感じることができ、プラスの効果が出てくるそうです

継続の先に成長ありですね

「メモ書き」の超絶効果!

ここからは「メモ書き」を実践することでどんな効果があるのかについて紹介していきたいと思います

悩みが減る

1件1ページでどんどんメモに書くことで、懸念事項や考えが整理されていき、頭がすっきりとなります

そうして、多くの問題が解決されていき、悩みの減少につながります

ポジティブ思考になる

メモを普段から書いていると、本当に必要なこととそうでないことの区別がつき、いらないことに気をつかうことがなくなります

そうすることで、本当に大切なことだけを意識し、課題に解決が進み、好循環が生み出され、自信やポジティブ思考が自然に出るようになります

気持ちのコントロールができる

腹が立ったときや気分が悪いときはメモにすべてを書き出すとすごく気分が落ち着き、楽になります

メモ書きのおかげで、かなり大変な状況であっても、感情に流されず、冷静に対処できるようになります

「メモ書き」のコツ

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タイトルはなんでもいい

タイトルは何でもいいんです、思いついたままに書いちゃいましょう

仕事であれば、どうしたら仕事を効率よくできるか

将来のことであれば、自分の進路はなんなのか

読書であれば、次読むべきビジネス書はなにか

こんな感じでなんでもいいんです

4〜6行書き、各行長めに心がける

タイトルにそって書き出していくと、大体は4行以上はいくと思います

ここでポイントがなぜ6行までなのかです

理由としては、6行という制限を設けることでだらだらと必要のないことまでを書くことがなくなり、より頭が整理されるからです

また、頭を整理するためにはより具体的に書くことが求められます

なので、20〜30文字の長めにで書くことがおすすめです

書く順番は気にしない

書いた順番や構造なんてどうでもいいんです

たくさん、ただただ書き殴ることで、勝手に起承転結通りのまとまったメモが書けるようになってきます

書き方の例

これら3つのコツを取り入れて出来上がる本文はこのようになります(参考程度に)

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みなさん、このメモ書きの方法で毎日10ページ書けるように頑張っていきましょう!

『0ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』のまとめ

いかがでしたでしょうか?

ブロガーの方はこのトレーニングを取り入れることで普段からブログ作成にかかっていた時間を短縮でき、また質も向上した素晴らしいブログを書くことができるばすです!

僕が書評した内容以外にも、メモのより効果的な使い方(ロジックツリーや企画書など)の応用編が書かれていますので、気になった方は実際に手に取ってもらい、読んでいただきたいと思います

あなたの思考力、爆上がり間違いなしです!

さいなら~

 

【書評】才能を見つけ、強みを知ろう!『さあ、才能に目覚めよう 新版ストレングス・ファインダー2.0』トム・ラス

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今している仕事って自分に向いてるんかな、もっと違う分野で活躍できたかも、こんなふうに思いながら物事に取り組んでいる方多いのではないでしょうか?

そんな時、自分の「才能」がわかればなーって思いますよね!

だって、才能がわかれば強みがわかる、それにより自分の進むべき道がわかりますよね

そんな自分の「才能」を見つけ出し、それを伸ばす、自己分析ができる本があるんです!

それが今回紹介するこちら!

『さあ、才能に目覚めよう 新版ストレングス・ファインダー2.0』

こんな方におすすめ

  • 自分の才能、強みを知りたい方
  • 転職を考えている方
  • 人材育成や管理職に関わっている方

目次

『さあ、才能に目覚めよう 新版ストレングス・ファインダー2.0』について

著者:トム・ラス

出版社:日本経済新聞出版社

出版年月日:2017年4月12日

ページ数:225p

本体価格:1980円(税込み)

本書は本そのものもが素晴らしいのはもちろんですが、付属でついている「ストレングスファインダー2.0」というアクセスコードが魅力的な内容となっています

Gallup社が提供している自己分析ツールでAとBの問に対して20秒以内に5段階でどちらの傾向が強いのかを答え、34の資質のうち、自分に合った上位5つの資質がわかります

30分とそこそこ長い時間がかかる診断ですが、かなりの詳細が表示されるのでやるべきです

この診断を実際に受け、診断結果として表示されたあなたの強みを具体的にどのようにして活かすのかが書かれています

「強みのゾーン」で勝負すべき

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みなさん、今までの人生振り返ってみると、「強み」よりも「欠点」の方に重きが置かれ、時間をかけてきた気がしませんか?

極端な例で言うと、赤点回避の為の苦手科目の勉強、向いていないスポーツでプロを目指すことなどです

これらの背景にはこの言葉「努力」がつねにまとわりついています

「努力すれば、何でもできる」「努力は裏切らない」

この精神が軸となった漫画、映画等の作品が世の中には多く存在し、その結末は必ず美化されている気がします

ですが、現実そんなうまくいくものでしょうか?

僕はそうは思いません

僕自身の経験上、勉強、スポーツともに努力しましたが、得られた結果は満足できるものではありませんでした

ですが、この「努力」するなら、やはり自分の「強み」の分野ですれば飛躍的な成長が見込めると思いませんか?

この「強みのゾーン」(才能が開花する可能性が高い分野)で努力することがまさに大切なんです

なので、才能を明らかにする必要があります

「才能」を「強み」にする

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そんな自分の才能を見つけるのに役立つのが、「ストレングスファインダー」です

ここで勘違いしてはいけないのが、才能=強みではないということです

あくまで才能は強みを築くための要素でしかありません

なので、ストレングスファインダーで測定された才能を強みにかえなければなりません

ここで必要になるのが「強みの方程式」です

強みの方程式

才能(頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターン)×

投資(練習やスキル開発、知識を身に付けるためにかける時間)

=強み(常に完璧に近い成果を生み出す能力)

弱点を見つめ直す

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ストレングスファインダーは自分の強みを発見するだけでなく、欠けている才能や強みになりにくい分野を同時に知ることができます

一見、弱点を知ることはマイナスなように感じますが、仕事や役職などに役立つことができます

なので、チームとしてなにかに取り組む時には自分の弱点を補ってくれるメンバーと組むことが理想的と言えるでしょう

自分の強みを活かしつつ、足りない資質はメンバーに補ってもらう、そうすることでより強いチームを作ることができます

僕の診断結果

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僕の診断結果から、上位3つの資質を簡単に説明していきます

共感性

僕はこの「共感性」が一番強くでていました

周囲の人の感情を察することができ、人々が求めているのものごとがわかる特性です

これにより、周囲の人々が表現するのをを助けることができ、好かれる傾向にあります

学習欲

これが診断結果に出たとき、すごく納得しました

「学習欲」は、内容や結果よりもプロセス自体に心が惹かれる特性があります

とにかく、学ぶ事が大好きです

信念

「信念」の特性である自分自身だけでなく、他人についても責任感と倫理観の強度を評価の基準にしている点がまさに自分だなと思わされました

あくまで成功とは金銭や地位に優るものと考えています

この資質により、信頼されやすい人間になっていきます

『さあ、才能に目覚めよう 新版ストレングス・ファインダー2.0』のまとめ

いかがでしたでしょうか?

書評内容を伝えるのが難しく、理解しづらかったかもしれません

というのも、本書はぜひ、実際に購入していただき自身で診断をしていただくことをおすすめします

自分の才能、強みを見つけ、日常生活で活かしていくことこそに価値があります

みなさんも診断を受け、自分の才能、強みを発見しましょう!

さいなら~

【書評】生き方、人生の教科書!『生き方 人間として一番大切なこと』稲盛和夫

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自分の生き方、人生の送り方ってなんだろう、、、

みなさん、こんなふうに考えたこと、ありませんか?

日々暮らしていれば、自分の未来についてふとしたタイミングで考えてしまいますよね

かといって考えても答えはなかなかにでるものではないはずです

僕自身も自分の信念や考え方をもって日々過ごしているつもりですが、果たして自分の思想は正しいのか、間違っていないのか、もっと違う考え方はないのかと日々、悩んでいます

この悩みを解消すべく、自己啓発書を読んでいるのですが、、、

ですが、今回紹介する本を読み、僕は自分の軸となる信念や考え方をしっかりと定めることができました

そんな、僕にとっても特別になった本がこちら!

「生き方 人間として一番大切なこと」

本書はかなり有名で、普段からビジネス書を読まれている方には馴染みがあるのではないでしょうか?

本書を一言で表すとまさに「生き方の教科書」です!

それくらいに人間にとって大切なモノとはなにかを教えてくれる最高の1冊です

本当に学ぶ事が多々ありました

こんな方におすすめ

  • 自分の「生き方」を模索している方
  • 社長など重役の方もしくは目指している方
  • 京セラ、KDDIの誕生秘話を知りたい方

目次

『生き方人間にとって一番大切なこと』について

著者:稲盛 和夫(いなもり かずお)

出版社:サンマーク出版

ページ数:256p

本体価格:1870円(税込み)

著者である稲盛和夫さんはめちゃくちゃすごい人です

鹿児島大学工学部を卒業後、1959年、京都セラミック株式会社(現・京セラ)を設立。また、1997年、第二電電(現・KDDI)を設立。1984年には稲盛財団を設立し、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰する「京都賞」を創設

日本のトップオブザトップ企業である、あの京セラとKDDIau)を設立というバケモン級の功績を残されている方なんです

本書以外にも、「稲盛和夫実学」「働き方」「心。」などの有名著作も多く出版されています

読みたい本が盛り沢山ですねー

こんな素晴らしい功績を残された稲盛さんがどのような生き方を貫き、実践されてきたかがこの一冊にすべて詰まっています

また、本書は刊行10年目にして100万部を突破した、不朽のロング・ミリオンセラーでめちゃくちゃすごい本なんです!

求めたものだけが手に入る

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人生は思うようにいかないことばかりで、見限ってしまうことだらけですよね

僕自身も振り返れば願っても叶わなかったことの方が断然に多いです

ですが、本書では叶えられる願望とは自分の心が求めたものだけであり、まず思わなければ、叶うはずのことも叶わないと書かれています

その人の心の持ち方や求めるものが、そのままその人の人生を現実に形作っていくのであり、したがって事をなそうと思ったら、まずこうありたい、こうあるべきだと思うこと。それをだれよりも強く、身が焦げるほどの熱意をもって、そうありたいと願望することが何より大切になってきます。

心の底から願わなければ、やり方も見えず、成功も近づくことはありません

強く願うことでその思いが起点となり、実現を信じて前向きに努力することが成功につながるんです

強烈に思い続けること

願望を叶えるためには並みに願っていているだけではいけません

強烈な願望としていつでもそのことを思い続け、考え抜くことが大切です

これが物事を成功させる原動力となります

そして、この原動力をもとに努力を重ねていくことが成功への近道になります

みなさんはどの程度願っているでしょうか、今一度願望への重みを考えてみましょう

成功への道筋を見る

強く願うだけで叶えば苦労しないですよね

成功するためにはやはり苦労が必要です

実現へのプロセスを何度も考え、シュミレーションを繰り返す、失敗すればその都度練り直す

この作業を繰り返すことで、あたかも一度通った道であるかのように「見えて」きます

そうして願望がしだいに現実に近づき、成功につながります

「努力なくして、成功なし」ですね

細心の計画と準備

また、なにか物事を始めるときはその計画は大胆すぎるくらい楽観的に構成し、悲観的に計画し、楽観的に実行することが必要です

細かく説明すると構想を練る段階では、楽観的くらいが丁度良く、具体的に計画に移すときはリスクを想定したりと悲観的に考え、プランを練ることが必要になるということです

運命は自分の心次第

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生きていればうまくいかないことだらけでこれが運命かと何度も思ったことがあります

ですが、本書では運命は自分の心次第で変わると書かれています

自分に起こるすべてのことは、自分の心がつくり出していると言う根本の原理が、さまざまなや蹉跌や曲折を経て、ようやく人生を貫く真理として得心でき、腹の底に収まってきたのです。

心持ちを変えてみれば、人生が大きく変わるかもしれませんね

諦めなければ、成功できる

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新しいことを成し遂げる人は、自分の可能性をまっすぐに信じることができます

自分の可能性を信じて、目標を自分に課し、それを達成するために全力を出すことが大切です

その時に必要なのが、つねに思いを持ち続けることです

これが成功に大きく貢献し、自分の能力も向上することにつながります

努力の積み重ねが未来を変える

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夢や願望を叶えるためには結局、日々の努力の積み重ねしかありません

筆者自身も1日1日の積み重ねが1週間、1ヶ月、

1年となり、気がつけば、手の届かなかった未来になっていたと書かれています

つまり、1日1日を全力に生きることが夢や願望を現実のものにする最善の道となります

考え方のベクトルが人生を決める

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私たちの心は人生をどう生きるかによって良くも悪くもなります

そこで必要となるのが理念や思想、哲学などの原理・原則です

本書では「人生の方程式」というものが紹介されています

人生の方程式

「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」で表される方程式のことです。

この式の中で最も重要なのが「考え方」です

例えば、ものすごく能力のある人Aがいるとします

Aは「能力」の点で見れば、良い結果が期待できます

しかし、自分の能力を過信し、努力を怠り、わずかな熱意しか発揮しなかったとすれば、期待通りの結果を得ることはできません

一方で能力が人並みの人Bがいるとします

Bは努力を重ね、あふれるほどの熱意を持って取り組んだとします

そうするとBは、Aの結果を遥かに超える結果を生み出すことができます

そして、最後に「考え方」が掛け合わされます

この「考え方」は方向性を表しています

「考え方」には良い悪いが存在しており、プラスの方向に熱意や能力を発揮する生き方、マイナスの方向に熱意や能力を発揮する生き方の両者があります

仮に悪い考え方を選択してしまえば、いくら熱意や能力があっても得られる結果は良いものではありません

なので、まずは考え方が正しい方向に発揮されなければいけません

六つの精神

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本書では私たち人間が生きる目的とは生まれた時よりも少しでも美しい心になって死んでいくことと書かれています

身勝手で感情的な自我が抑えられ、心に安らぎを覚え、やさしい思いやりの心がしだいに芽生え、わずかなりとも利他の心が生まれるというような状態です。また、そのような美しい心へと、もって生まれた自分の心を変化させていくことこそが、われわれが生きる目的です。

では、どうのようにしたらこのように心を磨くことができるのか気になりますよね

そこで大切になるのが「六つの精進」です

1.誰にも負けない努力をする

人よりも多く努力する

不平不満を言わず、1センチでも前へ進み、向上に努める

2.謙虚にして驕らず

謙虚な心は幸福を呼び、魂を浄化してくれる

3.反省の日々を送る

日々の行動を振り返り、自省自戒して、改めるようにする

4.生きていることに感謝する

生きているだけで幸せだと考えて、どんな小さなことにも感謝する

5.善行、利他行を積む

善を行い、他を利する、思いやりある言動を心がける

このような善行を積んだ人にはよい報いがある

6.感性的な悩みをしない

いつまでも不平をいったり、どうしようもないことに心配したり、悩んでいてはいけない

後悔のないよう、全力で取り組むべし

これら6つが「六つの精進」です

こうしてみると、僕自身できてないことだらけだなと思い、改めようと思えました

字にすると簡単に見えますが、実際の私生活に取り入れるのはかなり難しいですよね

ですが、毎日心がけ、実践していくことで自分を磨くことにつながるはずです

利他の心で生きる

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「利他の心」とは、「世のため、人のために尽くす」ということです

そんなにたいそうなものではなく、周囲の人たちを思いやる小さな心がけで十分「利他の心」です

本書では、人間の心が至福感に満たされるのは、エゴを満たした時ではなく、利他を満たした時だと書かれています

みなさん、他の人のために役立つことをして、喜んでもらえると心が充実感でいっぱいになった経験はありませんか?

その充実感はすべて利他の心から始まるんです

「利他の心」をいつまでも持ち、行動していきましょう

『生き方 人間として一番大切なこと』のまとめ

いかがでしたでしょうか?

かなりスピリチュアル要素が強い本でしたが、実際に僕自身読んでみて、本書に書かれていることはすべて生きていく上で大切なことだなと思いました

初心に帰る事ができる、何度も読み直したくなる人生の一冊なりました

紹介した内容以外にも、生き方における重要な考え方がまだまだありますので、実際に手にとってみてください!

本当におすすめです!

さいなら〜

 

 

【書評】話し方が全てを変える!『人は話し方が9割』永松茂久

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日常生活のコミュニケーションはどうでしょうか?

コミュニケーションがうまくいけば人間関係も良くなり、いいことづくしですよね

でも、そのコミュニケーションはなかなかに難しいもので悩まれている方は多いと思います

僕自身もあの時もっといい話し方があったんじゃないかな、あーいっとけばうまくいってたかもと後悔したことが多々あります

人生1番の課題といっても過言ではない「コミュニケーション」の教科書のようなものがあれば学びたいと思いませんか?

そう、そんな教科書がまさに今回書評したこちら!

「人は話し方が9割」

こんな方におすすめ

  • コミュニケーション力を向上させたい方
  • 人間関係に悩まれている方
  • 自己肯定感を上げたい方

目次

『人は話し方が9割』について

著者:永松 茂久(ながまつ しげひさ)

出版社:すばる舎

出版年月日:2019年9月14日

ページ数:238p

本体価格:1540円(税込み)

著者である永松茂久さんは非常に興味深い経歴の持ち主です

現在は株式会社人財育成JAPAN代表取締役という大変立派な方ですが、かつては3坪のたこ焼きの行商から商売をはじめ、開店したダイニング陽なた家が口コミだけで大繁盛店に、それからは自身の経験からユニークな人材育成法を生み出し、全国各地で講演、セミナーを開催されています(講演は累計動員数45万人と高い評価を得ています)

著書は本書の他にも、「喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと」「在り方 自分の軸を持って生きるということ」など多数書かれており、累計発行部数は230万部を突破しています

本書は75万部突破、2021年上半期ビジネス書ランキング1位と今一番売れている注目の本です!

非常に読みやすく、子供から大人まで幅広い年齢層の方に読んでもらえる本となっています

私も1日で読み終えてしまいました

スキルよりメンタル

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結論からいうと話す力とはスキルではありません、メンタルがすべてです!

自己肯定感が上がると自然と話すことは楽になります

つまり、肯定感で溢れた全肯定の環境をつくること」が大切なんです

そんな全肯定の環境をつくるには

  • 否定禁止
  • 笑顔でうなずく
  • プラストーク

の3つが必要です

否定禁止

まず大前提として否定することはやめましょう

例えば、会議など多数の場で「それはおかしいだろ」、「やめとけ」と誰かが言うだけでその場の空気が重くなり、メンバー全員が口を閉ざすことよくありますよね

それにより、誰もが自由に発言できる雰囲気を崩し、誰も発言しなくなるといった負の連鎖状態です

本来会議とは意見や考えを次々に誰もが出し合い、発言が許される場でなくてはいけません

なので、遠慮無く発言できる前向きな空気を作りましょう

笑顔でうなずく

うなずく行為って想像以上の効果があるんです

例えば、自分のプレゼン発表の場、緊張しまくりでうまく話せない、そんなとき少しでも相手がうなずいてくれるだけでなんかほっとした味方がいるような気になりませんか?

そして、自然と話せる様になるんです

その安心できる環境こそが大切なのです

みなさん、うなずき徹底しましょう

プラストーク

明るい言葉、前向きな話これらは良い雰囲気を生み出します

積極的にプラストークすることを心がけるだけで自分も聞き手側も気分が良くなります

以上、3つの条件を満たしたとき、どんな方でも話せるようになります

ということは自分だけでなく、話し相手にもこの「全肯定の環境」をつくり、提供することで人間関係がうまくいっちゃうんです!

この考え方、めちゃくちゃ重要なのでこれだけでも覚えてください!

人間の三大原則

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ぱっとしやへんけどいつも周りに誰かいるなって人いませんか?

そういう人ってふつうの人より、少しだけコミュニケーションの原則を知っているそうです

それが「人間の三大原則」

  • 自分は自分に1番興味がある
  • 自分を認めてほしい、分かってほしい
  • 自分をわかってくれる人が好き

の3つです

自分は自分に1番興味がある

僕自身を含め、みなさんこの通りですよね

気がつけば自分を意識し、悩みの中心にはいつも自分がいます

自分を認めてほしい、分かってほしい

人は承認欲求の塊で気づけば、認めてよ、分かってよと思ってますよね

自分をわかってくれる人が好き

わかってくれる人は承認欲求をみたしてくれるんです

そしてみなさん、この3原則を逆に考えてみてください

ある理論が浮かんでくると思います

それは、「話し方とは聞き方」です!

みなさんも何か楽しいことがあれば、誰かに伝えますよね

その時に、聞き手が「それはおもしろいね」など同感してくれるとうれしい気持ちになりませんか?

このように話し手と聞き手はどちらも自分自身なんだと思い、行動に移すことで自然と人から好かれるんです

拡張話法

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ここからは聞き方のテクニック「拡張話法」について順に説明します

1.感嘆→2.反復→3.共感→4.称賛→5.質問

1.感嘆(相手の話を聞いた時に受ける感銘の表現)

会話の得意な方は「へー!」「なるほど!」などの感嘆詞を会話の雰囲気に合わせてうまく使いこなしています

それにより、返事に気持ちが乗り、相手に関心を伝えることができるんです

2.反復(相手の話を繰り返す)

「僕、サッカーが大好きなんです!」→「僕もサッカー大好きですよ!」

このように相手の話を反復することで相手は次の話を始めるきっかけを作ることができるんです

3.共感(相手の話に感情を込めて理解を示す)

「わかります」「たいへんでしたよね」などの相手の感情に寄り添う表現は相手に理解していることを示します

相手を思いやり、臨機応変に対応することが大切です

4.称賛(相手を評価する)

「すごい!」「さすが!」などの感嘆詞であり、感情を乗せることが大切です

5.質問(相手の話を中心に展開し、その後を追っていく)

「どうなったの?」等の質問をする事で相手の話が弾み、自然に話を広げていくことができます

さらに

  • 顔の表情
  • 声の表情
  • 体全体の表情

の3つを使うとより効果的です

まとめると「笑顔で聞き、自分の感情を言葉に乗せ、身振り手振りを使って相手にリアクションする」です

この手順とコツを取り入れることで相手の話を広げることができ、相手は気分良く話してくれます

みなさん、この「拡張話法」を実践してみましょう

苦手な人と話さなくてもいい

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みなさん、普段苦手な人と話そうとしていませんか?

本書ではずばり、そんな苦手な人と話さなくていいと書かれています

そんなこと言ったって、話さなくてはいけない場面は必ずあると思います

本書はなにが言いたいかと言うと苦手な人と無理矢理にでも距離を縮める努力はしなくて良いということです

話すのが苦手な方は仲の良い友達や家族など話しやすい人とだけ話し、会話力を上げていけばいいんです

名前を覚えると愛される

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コミュニケーションが上手い人は相手の名前をうまく活用し、距離を縮めることに長けています

相手は自分の名前を呼ばれることで安心感や親近感を覚え、好印象を抱きます

なので「名前から会話を広げる」「名前を頻繁に呼ぶ」ことを取り入れてみましょう

自己紹介の攻略法

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コミュニケーションでは定番の自己紹介、これに悩まされている方かなりいらっしゃるんじゃないでしょうか

本書ではそんなボス的存在の自己紹介の攻略法を紹介してくれています

自己紹介攻略法は

  • 自分史
  • プロフィール
  • キーワード

の3つです

自分史

まずは自分史(自分のこれまでの歴史)を箇条書きに書き出してみましょう

プロフィール

余分な情報を省きつつ、自分史の箇条書きを簡単に文章でまとめてみましょう

キーワード

まとめた文章から今の自分を表現しているキーワードを抜粋しましょう

こんな作業何の役に立つんだよと思われた方、待ってください、今から説明します

実は人間が自己紹介をするときに詰まってしまう原因、それは現在の自分を表現できる言葉を見つけていないことなんです

もう1つ伝える上で大切なことがあります

それが「思い」です

思いは経歴にも勝ります

また、思いの部分に「感謝」の気持ちをいれることを忘れないようにしましょう

私たちは周りの誰かの協力なしにはなにもできないはずです

今1度感謝の気持ちを持ち、言葉として表現することでより相手の心に響く自己紹介になるでしょう

悩んでる人にポジティブアドバイスはダメ

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まず、前提として相談しにくる人は「わかってほしい」「共感してほしい」のであり、決してポジティブになりたいと思っていないんです

これを踏まえた上でのアドバイスを紹介していきます

アドバイスは意見を押し付けない

時には、相手がアドバイスを求めてくる時もあると思います

そんな時に大切なのが、自分の意見を押し付けすぎず、あくまで客観的かつ謙虚に伝えることです

例えば、「こうするべき!」→「こう言う考え方もあるんやけど、、、」といった感じです

こうすることでマイルドに伝えることができ、相手の心に響きやすくなります

共感しよう

悩んでいる人は一緒に側にいてくれる人がいるくれる、それだけを求めています

そんな人にかけるベストな言葉、それが「一緒に考えよう」です

解決策なんていらないんです、共に悩み、共に考える、共感が必要なんです

例えば「つらかったよね、どうするか一緒に考えよう」といったような言葉をかけるだけで悩んでいる人は心が落ち着き、自然にポジティブな考えを持つようになります

これを念頭に置き、相談に乗りましょう

NGな話し方

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ここからは人と話す上で気をつけるべきことを説明していきます

余計な一言を言わない

残念ですが嫌われている方は相手の気持ちを考えず、余計な一言を言ってしまいます

相手に共感する言葉、寄り添う言葉を多用し、コミュニケーションを図ることが大切です

肩書き・立場で話し方を変えない

日常で相手の肩書きや立場で話し方を変える人いますよね

その場面を見ちゃうとめちゃくちゃ悲しい、不快な気分になりますよ

なので、人によって話し方を変えない、話し方に一貫性を持つことが信頼につながります

悪口に関わらない

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悪口で盛り上がる人って周りにいますよね

自分は別にそのコミュニティに入りたいわけじゃない、でも入らないと変な空気になる

こういうどうしようもない場面、めちゃくちゃしんどいですよね

そんな時は本書では何らかの理由を付けて中座すべきと書かれています

また、その場で絶対に悪口を言っている人たちを変えようとしてもいけません

変えようとしてしまえば、より変な空気を生み出してしまいます

これら3つのまとめとして好かれることはもちろん大事だが、「好かれることより嫌われないこと」これこそコミュニケーションにおいて最も大切なことなんです!

『人は話し方が9割』のまとめ

みなさん、いかがでしたでしょうか?

まさに話し方の教科書であり、非常に価値のある素晴らしい本です

本書に書かれていることを意識し、コミュニケーションを図ることで劇的に仕事やプライベートに変化が現れるはずです

本書評では、説明できなかった重要な部分がまだまだありますので是非、手に取ってみてください!

さいなら~

【書評】コミュニケーションは簡単にできる!『トヨタの会議は30分』山本大平

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みなさん、「コミュニケーション」に悩まれた方は多いのではないでしょうか?

職場や取引先、学生時代であれば友達など人とのつながりを作る上では必須のスキルになりますよね

実際に就職活動で企業が求める能力の1位にもランキングされるほど重要であることが明確です

そんな重要な力であるコミュニケーションを巧みに使い、売上高日本市場ランキング堂々1位の企業を知っているでしょうか?

それがトヨタ自動車です!

トヨタがここまで大きな企業になるにはコミュニケーション術なしでは不可能でした

そんなトヨタ式コミュニケーション術が全て詰まった一冊がこちら!

トヨタの会議は30分』

こんな方におすすめ

・無駄が嫌いな生産性の鬼の方

・良好な人間関係を築く方法が知りたい方

トヨタ自動車ついて知りたい方

・社会人になって5年以内の若い方

目次

トヨタの会議は30分』について

著者:山本 大平(やまもと だいへい)

出版社:すばる舎

出版年月日:2021年4月14日

ページ数:215p

著者の山本さんは京都大学大学院を卒業後、新卒でトヨタ自動車に入社しました

その後、まさかの全く異なった業種のTBSテレビへ転職され、主にTBSの看板番組にてプロモーション及びマーケティング戦略を数多く手掛け、さらにアクセンチュアでのマネージャー経験を経て、現在はマーケティング総合支援会社F6 Design株式会社を設立し、統計学を駆使したマーケティング方法をもとに活躍されています

経歴からかなり優秀な方であることが分かりますね

著書内では山本さん自らが実際にトヨタという組織で経験したコミュニケーション方法について書かれており、説得力のある内容となっています

当ブログでは、本書のポイントを厳選し、解説していきたいと思います

ギガ速で成果を出すためのコミュニケーション能力とは

本書の冒頭では、現在求められているコミュニケーション能力を「ギガ速で成果を出すためのコミュニケーション能力」と紹介しています

テクノロジーが凄まじい勢いで進化する現在、それに伴い世界も日々凄まじい速さで変化しています

近年ではコロナウイルス流行によるZOOMなどを活用したリモートワークが普及し始め、コミュニケーションにも大きな影響が見られました

そんな大きな変化に対応するには、悠長な時間はなく、ギガ速で報連相をして、スピーディーに意思決定をし、成果を出す必要があります

会議は30分!

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トヨタでは、会議や打ち合わせは原則30分が決まりだそうです(他の日本の会社では、1時間を設定する場合が多い)

会議や打ち合わせの設定を1時間から30分に変更するだけで、年間の6分の1(約2ヶ月分)の労働時間を別の仕事に充てることができ、生産性の向上につながります

まさに生産性を追求したトヨタ方式ですね

今日の会議、議題はどうなってるんだ?

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では、トヨタでは会議を30分で終えるためには何をしているのか、それについて説明していきます

まずは事前に関係者には会議で何を話し合うのか「議題(アジェンダ)」を周知する必要があると書かれていました

しかも、具体的な解像度の高い議題が求められるそうです

この事前共有ができていないと、担当者のところに参加者から「今日の会議、議題はどうなってるんだ?」とすごい量の矢の催促がくるらしいです

ここからトヨタでは事前共有が大切であり、会議を円滑に進めるためには必須条件であることがわかります

また、会議の終わり際に「次に何を話し合うか」も決め、次の会議では事前に参加者が情報を集めた状態で意見交換が始まるそうです

このサイクルを習慣化・仕組み化することで無駄なく、最速での意見交換を実現しています

多くの日本企業には「定例会議」が設定されていますが、トヨタにはそんなものありません

仮に関係者で話し合うことがあれば、その度に30分ほどの会議や打ち合わせを設定することになっているそうです

無駄な時間になる定例会議をわざわざ設定する必要がないということでしょう

これ以外にも本書では、ホワイトボードが議事録であることやホワイトボードのまとめ方、会議や打ち合わせ中はメモなしなど他の企業では見られない内容がまだまだ盛り沢山です

1分でOKをもらえる資料の作り方

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職場では日常の業務を進めるに当たり、上司の承認が必要となる場面が多々あると思います

トップ企業のトヨタでは人の命を預かる会社ですのでなおさらです

ですが、やはりトップ企業、上司は忙しく、確認の間はなかなかもらえるものではないようです

そこでトヨタで徹底されているのが「1分でOKをもらえる資料の作り方」です

この作り方は口頭ベースでのコミュニケーションにも適しているので必見の内容です!

では、実際にどのように作っていくのか見ていきましょう

トヨタ式1分資料の作り方

①「何の話か」を書く

    ↓

②「どんなポイントについて判断してほしいか」を書く

    ↓ 

③「結論」を書く

    ↓

④「論拠」を列挙する

    ↓

⑤必要であれば「補足」を入れる

①「何の話か」を書く

結論から書くのではなく、「何の話か」から書くことが大切です

忙しい人にとっては結論よりも、どんな内容の話なのかを最初に知りたがります

なので、見てもらう内容を最優先に提示する必要があります

②「どんな内容について判断してほしいか」を書く

次はどんな内容について判断してほしいかを書くことです

時間のない人は何の判断をすべきなのかを速く知りたいので優先的に提示する必要があります

③「結論」を書く

①と②の後にようやく「結論」を書きます

ここでは自分がどう思ったか、どのような意見があるかを示す必要があります

④「論拠」を列挙する

③の結論を導いた根拠となる「論拠」について書きます

ここでのポイントはできるだけ3点の箇条書きにして、上司が理解しやすいようにまとめることです

⑤必要であれば「補足」を入れる

もし追加で上司に伝えることがあれば、「補足」として最後に箇条書きで書きます

その他、作る上でのポイントは

・これらの順番を必ず間違えないこと

・文字数をできるだけ減らすこと

・難しい専門用語は避けること

の3つです

聞き手を迷子にさせないプレゼン

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会議や発表会ではプレゼンの機会が多いと思います

そんなとき、聞き手の反応はどうでしょうか

ひとりよがりで一方的に話してしまっているなんてことはないでしょうか

どうせ話すなら、相手にしっかりと理解してもらえるほうが言いですよね

ということでここからはトヨタ式プレゼン方法を説明していきます

トヨタ式プレゼン

①冒頭で何を話すか説明する

     ↓

②章立て通りに説明する

     ↓

③節目毎におさらいと不明点の確認をする

①冒頭で何を話すかを説明する

まず最初に、これから何の話をするかを伝えましょう

いまから話す内容について予告をすることで聞き手は準備ができ、安心感を抱くことができます

②章立て通りに説明する

聞き手が安心し、リラックスの状態になったら冒頭で提示した章立ての構成順に説明していきます

できるだけ、提示した順番は変えない方が聞き手のためでもあります

③節目毎におさらいと不明点の確認をする

章立ての節目時には、毎回、手短にそこまでの内容をおさらいすることを心がけましょう

「ここまでで不明点などはありませんか?」などと聞き手の理解に問題はないか確認することが大切です

④専門用語や聞き慣れない横文字を避ける

聞き手に専門的な知識がない方がいるのであれば、できるだけ平易な言葉を使いましょう

聞き手にとって耳慣れない意味が分からない言葉が出てきてしまうとそれ以降情報が入ってこなくなります

どうしても専門用語や横小文字を使わなければならない場合は、必ず注釈を入れるようにしましょう

以上、この4つのポイントを意識して取り組むことで聞き手は理解に苦しむことなく、よいプレゼントなると思います

あがり症対策

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多くの方がプレゼン時などでいつも緊張してしまい、伝えたいことがうまく伝わらないという経験をしたことがあると思います

そんなあがり症を克服できる方法が本書に書かれていたのでこれは紹介せねばと思ったので、さっそく紹介していきたいと思います

克服するには目線と声質を安定させることだそうです

そのためにやるべきことが

・聞き手の目を見ず、顎を見ること(大勢がいる場合は聞き手の顔の向こう側にある壁や時計をみること)

・極力穏やかな、低い声で話すこと

の2つです

これを実践することで話の内容や聞き手の反応よりも、目線と声質の安定に意識が行くため、上がりづらくなるそうです

みなさん、1度は試されてみてはいかがでしょうか!

ネガティブな相手への対処法

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人間生きていればなぜか気が合わない人、好きに慣れない人、ストレスの原因の人と言ったようにネガティブな相手と接する機会が必ずあると思います

僕自身も現在大学生でどうしようもなく嫌いで考えるだけで腹が立ってくるひとがいます

対処法を知らなかった僕はネガティブな相手にいつも真面目に向き合っていました

しかし、本書の対処法を意識することで少しずつうまく生きているかなと感じることができました

なので、ぜひみなさんにも知っていただきたいので紹介します

ネガティブな相手に困ったときは、まず30分怒りを寝かせてみる

           ↓

相手するまでもないな↙ ↘それでも相手してやる

相手をしない、無視する  これまで通り相手する

この流れを一言でまとめると「アホを相手にしてる時間を別のことに使える」です

ネガティブな相手の攻撃的な言動を真正面から受け止めて対応してしまうためにかえって相手の攻撃的な言動を引き出してしまうそうです

みなさんもこの考え方をもとに実践してみてはいかがでしょうか

トヨタの会議は30分』のまとめ

いかがだったでしょうか?

トヨタが日本のトップ企業である所以がよく理解できる1冊になっていました

また、コミュニケーションに悩みを抱えている方にとっては問題を解決してくれる重要な本になるかもしれません

僕が紹介した内容以外にもコミュニケーションを図る上でとてもためになる内容がまだまだありますので、ぜひ実際に手にとってみてください!

さいなら~

 

 

 

【書評】普通の人がチームを変える!『最強チームをつくる方法』ダニエル・コイル

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あなたは日常生活の人間関係に悩まされていないでしょうか?

人は生きる上で必ず、家族や学校、職場などで人と関わり、集団(チーム)に属しています

これは切っても切り離せない関係です

そんな集団(チーム)が最悪でどうしようもなければつらい日々を過ごすだけで全くもって幸せな人生とは言えないでしょう

メンタリストのDaigoさんは人間の幸福に大きく関わるのが人間関係であると言っていました

それほどに人間関係というものは私たちにとって重要なもんなんです

でももし、そんな人間関係に悩まない最強の集団(チーム)を作ることができれば、幸せな生活を手に入れられるとは思いませんか?

そりゃー、手に入ればいいけど、私にはそんなカリスマ性もリーダーの器もないよと思っているそこのあなた!

安心してください!

カリスマ性やリーダーの器がなくても、日常でのちょっとしたさりげない行動でチームがつくれちゃうんです!

そんなチームをつくる方法が書かれた本が

『最強チームをつくる方法』

 

この本は2018年NYタイムズベストセラーにもなり、数々の著名人からも絶賛の声が続々の著作なんです!

そんな今すぐ読むべき1冊をご紹介します

こんな方におすすめ

  • 人間関係で悩んでいる方
  • リーダー、チームをまとめる立場の方
  • 人との接し方を学びたい方

目次

『最強チームをつくる方法』について

著者:ダニエル・コイル

出版社:かんき出版

出版年月日:2018年12月3日

ページ数:403p

ダニエル・コイルさんはニューヨーク・タイムズ・ベストセラー作家という肩書きからいかついのがわかる作家です。

本書以外にも『才能を伸ばすシンプルな本』(サンマーク出版)やタイラー・ハミルトンさんとの共著『シークレット・レース:ツール・ド・フランスの知られざる内幕』(小学館)など多数の著作を世に出されています

また、2012年にはウィリアム・ヒル・スポーツ・ブック・オブ・ザ・イヤーという英国スポーツ文学賞を受賞されたりと輝かしい成績を残されています

当ブログでは最強チームを作る上で重要な「安心で安全な環境をつくる」「リーダーに求められること」を要約・解説していきます

安心で安全な環境をつくる

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さっそく結論から言っちゃいます

最強チームをつくる方法それは

安心で安全な環境をつくるです

安心は、ただの気持ちの問題ではない。むしろ強固なチームの文化を築く基盤である。

えっ、これだけ!?と思われた方、これがなかなかに難しいのです

これには複雑なスキルやノウハウが必要になってきます

そもそも、安心で安全な環境とは「ここにいて安全だ」と思える気持ちです

そんな気持ちをチームに感じさせるには言葉を伝えるしぐさや態度が重要なのです

そこを本書では「帰属のシグナル」を送ることで、安心で安全な環境をつくる事ができると書かれています

帰属のシグナルとは、集団の中で「安全なつながり」を構築するような態度のことを指している。

具体的には、物理的な距離の近さやアイコンタクト、ボディーランゲージなどが該当します

この帰属シグナルを継続して送り、受け取ることで安心を感じ、チームは真の力を発揮するのです!

学生時代の合唱コンクールに向けた練習時間、非協力的なやついますよね~

「自分は順位とかどうでもいい、なんであんなはりきってんのかわからん」といってぶつぶつ文句いう妨害者のようなやつです

そういう妨害者がいるとなんというかやる気に満ちあふれていたクラスの雰囲気を暗くするんですよね

本書では安心で安全な環境をつくるためにはこういうチームの士気を下げるやつを選んではいけないとしています

例えば会社であるプロジェクトを進めるとしましょう

そんな時のメンバー選びは最も慎重に行わなければならないのです

もし選んでしまった場合、速やかに取り除かなければいけません

かなり残酷ですが、優秀なチームではそのようなやつを悪影響を及ぼしている、よし外そうとなるんです

いくらスキルや能力があろうとも安心で安全な環境をつくるうえでは取り除かなければいけません

でも、みなさん思ったはずです

具体的な環境づくりはわかったとでもこれって現実的じゃないと

そりゃー、妨害者を取り除けたらええよ、でもな現実はそんなうまくいかねーんだ!

ちょっと待ってください、そんな妨害者を取り除けないけど無効化する方法があるんです

先ほどの合唱コンクールの話に戻します

あいかわらず妨害者は文句ばかりいってクラスの士気を下げ続けてました

でもそんなとき、そいつに対して怒るんじゃなくて、「頑張って1位とれたら俺らすごくね?」「1位とったら学生生活最高の思い出なるで!」とまるで聖母のように接し、場を中和させるやつが現れたんです

すると徐々にクラスが一丸となって、本番では1位をとることができたんです

この話から誰か1人の中和させる言動がチームのパフォーマンス低下を妨げたことがわかるはずです

まさに彼は帰属シグナルをクラスに送り、安心で安全な環境を作っていたんですね

つまり、あなたが目指すのはカリスマ性のあるリーダーでも特別なスキルや能力のある人でもなく、この中和マンなのです

目指すべきは中和マン

ここまでの話で帰属シグナルについて、具体的な送り方は理解したと、では続いてはその帰属シグナルを深めるやり方について説明していきます

深めるうえでのキーワード、それが帰属意識です

帰属意識とは「ある集団に属している、またはその集団の一員であるという意識や感覚」を意味しています

この帰属意識が高ければ高いほど人は所属する集団に愛着を抱き、より安心や安全を感じることができます

この帰属意識を高めるために必要なものは

・親密な関係の構築

・絆作り

・チームに愛を注ぐこと

の3つです

ここからはサッカーチーム、リヴァプールFC現監督ユルゲン・クロップの事例にそって話していきます

ユルゲン・クロップ監督を簡単に説明すると低迷していたリヴァプールの監督に就任し、巧みな人心掌握術でチームを欧州王者へと導き、悲願のリーグ優勝を果たした名監督です

親密な関係の構築

クロップははじめて会う選手と話す時、サッカーのことは後回しに「休暇はどうだ」「どういう性格をしているのか」といったかなり距離の近い個人的な話からはじめるそうです

この話し合いにより選手はサッカー選手と監督という関係以前に人間同士の関係を築こうとする態度に共感を覚えたそうです

絆作り

クロップはオフの期間を利用してチームをトレーニングを兼ねた旅行へ連れ出しました

チームの結束を重んじるクロップは、旅行中にチームは夕食なども共にし、絆を作り、深めたそうです

チームに愛を注ぎ込むこと

これまでクロップはチームにたくさんの愛を注ぎ込んできました

16年に敗れたときは、試合後のロッカールームで「これは終わりではない。始まりだ!」と鼓舞し、慰労パーティーで誰よりも先に踊り出しました

18年には惨敗したにもかかわらず、ロッカールームで選手たちを絶賛しました

ある選手は「僕らはみんな監督を父親のように愛し、時には恐れる。僕の人生において、サッカー以外の部分の多くのスペースを占めている。人として素晴らしいね。僕は彼のことを盲目的に信頼しているよ」とコメントしています

自分の家族のように選手のことを愛しているからこそ、選手から信頼されることがわかります

最後に帰属シグナルを送るためのもう一工夫について簡単に説明していきます

物理的距離によってコミュニケーションの量が変わる

学校で隣の席になった子と仲良くなりがちですよね

本書によると成功しているチームは物理的距離が近く、コミュニケーションの質が高いそうです

ただ物理的に近づくだけで、つながりへの欲求が一気に強くなる。

ちなみに距離は6m以内がベストらしいです

すべての人に発言権を与える

成功しているチームはメンバー全員が発言できるようなしくみをつくっています

たとえ、リーダーじゃなくても「○○さんの意見を聞いてみたいな」といろんな人の意見を聞くことが大切なんです

聞きすぎるほど聞く

成功しているチームは姿勢と表情を使い「話を聞いている」という合図が盛んに行われています

ここで同時に大切なのが意見を聞いているときは決して遮らないことです

多くのビジネス書でも聞く力の大切さは述べられています

みなさん、相手の話をしっかり聞きましょう

リーダーに求められること

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ここからはリーダーになった場合に必要なことについて説明していきます

弱さを見せる

人間には自分の弱点を隠したい、完璧に見せたいという本能があります

しかし、リーダーであればあえて弱点も欠点もさらけ出すべきなのです

これは弱さの表れではない。むしろ会話の相手とより深いつながりをつくる手段だ。

さらけ出すことで「なにか自分にできることありますか?」と助けたいと思う人が現れやすい環境になるんです

権威になってはいけない

人間は権威に弱い生き物です

会社であればたとえ間違っていたとしても上司の言うことは絶対ですよね

しかし、その間違いのまま進み、良くない結果が出てしまうとなればまずい事態ですよね

なので誰もが自由に意見をいえるようにしなければいけません

リーダーはこの環境作りを意識する必要があります

共通の価値観や目的をはっきりさせ、くり返し伝える

「我が信条」のような誰でも覚えられる簡単な標語を作り、何度も何度もそれを繰り返し伝えることが大切です

また、同時に現在の状況と理想の未来を伝えることでメンバー自身が今いる場所を確認し、目指すべき場所をしることができます

これらにより、メンバーは納得し、共通の価値観や目的が浸透し、チームとして行動するようになります

『最強チームをつくる方法』のまとめ

いかがだったでしょうか?

多くの実例や研究をもとに作られ、とても参考になる知識や考え方が盛りだくさんの1冊でした

読み応えがあり、満足度抜群です

僕が紹介し切れなかった部分にも大切な考え方がまだまだありますので、ぜひ手にとってみてください

この書評が人間関係に悩んでいる方の少しでも役に立てればうれしいです

ではみなさん、明日からいや今すぐにでも中和マンになりましょう!

さいなら~