【書評】『2030年得する生き方、損する習慣』船ヶ山哲|激変する10年に備えよ!
2020年、突如、コロナウイルスの流行が世界を襲いました
経済は大きく傾き、以前までの安定した生活とは程遠い時代が到来してしまいました
ニュースを見ればコロナウイルスにより飲食店をはじめとした多くの業界が大打撃を受け、まるで日本が終わってしまうかのような状況です
そんな状況下で僕も含め自身の将来に不安を抱いている方は多いはずです
本書では不安を解消する助けになってくれるのが
- 得する生き方
- 損する習慣
の2つと書かれています
この「得する生き方」「損する習慣」を学ぶことができるのがこの本になります。
本書は、仕事、場所、お金、時間、教育、人間関係、夢の7分野で構成されており、それぞれの分野ごとに僕個人が1番必要と感じたポイントをピックアップして紹介します
こんな方におすすめ
- 新たな価値観を身につけたい方
- 時代の流れをつかみ、人生を飛躍させたい方
- 起業している、しようと考えている方
『2030年得する生き方、損する習慣』について
著者:船ヶ山 哲(ふながやま てつ)
出版社:徳間書店
出版年月日:2021年7月31日
ページ数:238p
著者である船ヶ山哲さんはサラリーマンとして10年間働いた後、心理を活用したマーケティングを武器に、人脈、コネ、実績なしの状況から起業し、これまで世界に1000社以上のクライアントを獲得しています
そのマーケティング手法は、数々の雑誌やメディアに取り上げられ、現在ではテレビ神奈川、FM横浜のメインパーソナリティーをつとめる等幅広く活躍されています
本書は船ヶ山さんが実際にされた数々の経験を踏まえた上で書かれており、非常に説得力のある内容となっています
『2030年得する生き方、損する習慣』ポイント7選
・自分の「使命」(特異性)を活かせる仕事に気がつく方法
みなさん、今現在自分がしている仕事は本当にやりたいことなのか、天職なのかと考えたことがあると思います
本書ではまず使命を活かした仕事を100%や120%の力を出す必要などない仕事と定義づけています
自分の中に眠る10%程度の力をかければ成果を出すことができ、ほうっておいても、たくさんのお金が勝手に入ってくるものを「使命」と呼びます
では、具体的に使命にどのよにして出会うことができるのか?
この答えはシンプルで少ししか力を入れていないのに、他の人よりたくさんの成果を出せているものはないかをしらべてみることです
自身の使命をはっきりと理解していると言う方は少ないはずです
僕自身も来年から社会人として働きますが、進む進路が使命なのかどうか分かっていません
ですが、私生活を振り返り、自分が他人より少しでも得意や優れていると感じたことに目を向けることは大切でしょう
そこには新たな可能性が眠っているかもしれません
・成功者にあえる場所や接点を持つ方法
起業したい、お金持ちになるために成功者とつながりたいと思うことは自然なことでしょう
そんな成功者の居場所は、同じ消費者という観点から成功者の動く導線を知れば、自ずとわかります
しかし、一番大切なのは接点を持つことです
接点を持つために有効なのは、「共通の会に参加すること」や「共通の組織に参加すること」です
そのためには上級客向けのサービスのステイタスを取り、共通の場を持たなけらばいけません
それまでは自分を高めることだけに集中することが必要だそうです
・お金持ちになる普遍の絶対法則
お金持ちになりたければ、お金の使い方を意識することです
増えるものには、大胆に使い、減るものには、一切使わない。
これが、お金持ちになる絶対法則です。
お金持ちの特徴
- 無駄がとにかく嫌い
↓
お金を使ってお金を増やした方が効率的か、それとも労力や時間を使ってお金を増やした方が効率的かを考えている
- ゼロから稼ぐこともできるが、同時にそこで得たお金を使いさらに増やすことを考える
- 価値のある相手には、時間、労力、お金などを注ぎ込むが、何の価値も生み出さない相手にはなにも注ぎ込まない
↓お金持ちから恩恵を受け取るには
投資案件として、自分を磨くことが必要
絶対法則をもとにみなさんもお金の使い方を意識してみてはいかがでしょうか?
・これから勝てる起業や個人になるには、空き時間の使い方が鍵
空いた時間で望む人生を得ている人の音声を聞き、物理的に会えなくても、考え方を知り、脳内をリンクさせることが大切です
今では音声アプリなどを通じて、お風呂やトイレといった少しの時間を活用し、新しい考え方を学ぶ事ができますね
また、そこで得た知識を定着させ、上書きすることができるかが重要です
今後、勝てる企業や個人は、空いている時間をいかにジャックし、良質の情報を脳内シェアできるかが鍵になってきています
現在ネットが普及している世の中はYoutubeをはじめとした多くのコンテンツであふれていますよね
ここで個人的に重要と思っているのが取捨選択です
その情報は自分にとって本当に良質なのかどうか見極める力も必要になると思います
・人生を快適に幸せに過ごすためには、学校よりも「理想の未来」を考えるのが先
人生を快適に生き、幸せを感じつつ毎日を過ごしたいと願うなら、手段を先に考えるのではなく、目的(理想とする未来)を先に考えることです
あくまで手段は、目的を叶える武器であって、拾った武器をベースに目的に考える人はいません
ここで重要なのが、自分(あるいは子供)の中に眠る「好き」をいち早く発見し、その「好き」と向き合うことです
そして、実際に「好き」や夢が見つかった場合、その分野で活躍する一流の先生に見てもらうことが必要です
なぜなら、どの分野も一流の元から一流は生まれ、次なるスターとして活躍することができるからです
現在一流のスポーツ選手として活躍されている方の経歴を見れば、一流の指導者に出会っていることが多く、納得の内容ですね
・あなたの人生を変える先導師(メンター)の選び方
メンターは自分の人生と大きく関わる人物であり、良くも悪くも影響が大きい存在です
何を始めるにしても手本となるメンターがいれば、成功に近づくことができます
先導師を選ぶ基準は、実績と評判。特に実績は嘘をつきません
ブログでは、月100万達成や月間PV数○万回など確かな実績を残されているブロガーさんがいますよね
そのような確かな実績を残されている方をメンターとして選ぶことができれば、人生を大きく変えることができるかもしれません
・いち早く夢を叶えるために、最初に必要なこと
早く夢を叶えるためには、できるだけ早く、自分の夢の業界に身を置くことです
大切なのは、現場経験であり、自分の夢の業界に飛び込むことです
多くのビジネス書を読んでいると考えるより、行動が大事とどのような本でも書かれている印象があります
まさにその理論道理で、自分の夢の業界に身を置いてしまえば、進むしかない状況を必然的に作ることができ、夢にぐっと近づくことができるのですね
また、実際に現場の経験を積めることは独立するための貴重な財産になります
『2030年得する生き方、損する習慣』のまとめ
「得する生き方」「損する習慣」2つの視点を持ち、10年、20年先を見据えた行動を取ることで人生は大きく変わります
これからの人生を大きく変えたいと思う方にぴったりの本です
僕が紹介したポイント以外にもとてもためになる考え方がたくさんありますので実際に購入して一読してみてください
さいなら〜